スタジアムの周りに小雨に負けることなくほぼ満開に咲いていた桜の花びらが、黄色と青赤の入り混じるピッチの上空でひらひらと舞い、それが電灯の光の筋の中に浮かび上がる、そんな瞬間を見ていた。 その時の気分と言ったら、ピッチの中に諦めたらそこで試合終了だよと奮い立たせる何かがあるわけでもなく、何がしたくてそこにいるのか分かるはずもなく、ただ悲しかった。 それでも美しいものは美しい。 こんな試合でも私の中に桜の花とともに記憶に残るのだろう。 まだ、足は動く。まだ、声が出せる。 這い上がるしかないのだ、自分たちの力で。 FC東京 0-2 柏レイソル(日立柏サッカー場) '34 菅沼 実 '49 古賀 正紘 ▼第4節結果(東京公式) #
by wabisabi2004
| 2007-04-03 23:23
| 青赤試合
まだまだ、やれるよね。やらなきゃならないよね。みんなが。 FC東京 0-2 大分トリニータ(味の素スタジアム) '67 アウグスト '85 アウグスト ▼ナビスコ予選第2節結果(東京公式) #
by wabisabi2004
| 2007-03-25 23:37
| 青赤試合
心躍らせる時間はそれなりに長かったけれど終わってみれば…には、やっぱり少しため息。 だがしかし。この日も見慣れたキャプテンマークを巻いた彼の響き渡った指示の声。 「ライン下げるな!上げろ!上げろ!」 その声量の大きさと鬼の形相を頭に刻み込み。 次は、ここでボコボコにしてやんよ。 不良グループの去り際のお決まりのような台詞を吐いてスタジアムを後にした。 FC東京 2-2 ジュビロ磐田(ヤマハスタジアム) '14 今野 泰幸 '44 ワンチョペ '43 太田 吉彰 '78 田中 誠 ▼ナビスコ予選第1節結果(東京公式) #
by wabisabi2004
| 2007-03-22 17:58
| 青赤試合
そんな呟きの後に試合をため息とともに振り返り、「そうそう簡単に変われるものでもないのかもね…」と自分を慰めるためだけに呟く。 この世の中、同じことの繰り返しじゃ進歩などあるわけがない。 そしてこの世の中、順調に進歩ばかり出来るわけでもない。 変わらなければならないもの…それを変えるために今シーズンはある、と思う。 だからこそ変わってはいけないもの。 それは、この悔しさと苦々しさをエネルギーに変えていくこと。 明日は、すぐにやって来る。 FC東京 0-1 ジュビロ磐田(味の素スタジアム) '82 鈴木 秀人 ▼第3節結果(東京公式) #
by wabisabi2004
| 2007-03-18 23:33
| 青赤試合
ゴールを決めた後にこちらに向かって両手を突き上げ、ユニフォームを力強く引っ張り上げて見せた背番号37の不敵な笑顔。 キャプテンマークをつけたその重みを感じていたからか、試合終了の笛と同時にひざまずいてガッツポーズを何度も繰り返した背番号6の背中。 口笛が吹けるなら、もう一度勝利の歌を。これから戻るネオンに光り輝く街の歌を。 そんな夜だった。 FC東京 2-0 大宮アルディージャ(埼玉スタジアム2002) '27 今野 泰幸 '57 福西 崇史 ▼第2節結果(東京公式) #
by wabisabi2004
| 2007-03-10 23:47
| 青赤試合
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