カテゴリ:青赤試合( 139 )
第22節・甲府戦
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FC東京 1-3 ヴァンフォーレ甲府(味の素スタジアム)
'47 ルーカス '23 茂原 岳人 '32 バレー '38 バレー

少し前に見た『GiNGA(ジンガ)』という映画を思い出した。

タイトルにもなっている「GINGA(ジンガ)」とは、ポルトガル語で揺れるという意味で、フットボールにおけるフェイント時の足さばきやカポエイラの基本動作を指すらしい。
大きな意味では、ブラジル人特有のしなやかでリズム感のある身体性から、心の拠り所としての象徴的な言葉として使われているそうで。

試合前のサンバ隊が奏でる音に、ブラジル国旗を持った小さな女の子がそのリズムに合わせて踊っていた。誰に強制されたわけでもない、体から湧き出た自然な動き。
言うなればあれが「GINGA」というものか。

この日の試合は散々たるものだった。
前半で3失点したことで攻めるしか道は残されていなかったけれど、後半の飛ばしっぷりを見て最初からそれをやってろよ、と思うのは素人の浅はかな考えというわけでは無いだろう。

そんな試合でも、この日の右サイド。
大怪我で長期離脱していたことを忘れるほど変わらないプレースタイル。
劣勢の中で精一杯の体のバネを使ってボールを我が物にしようと、パスの出所となる相手に次々と詰め寄り。
試合後のスタンドに渦巻く感情を受け止めようと、真っ直ぐに顔を上げて選手たちの先頭を歩き。

あれが、石川直宏の「GINGA」なのだ。
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by wabisabi2004 | 2006-09-13 23:54 | 青赤試合
第21節・C大阪戦
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FC東京 2-3 セレッソ大阪(国立競技場)
'18 ルーカス '89 馬場 憂太 '2 河村 崇大 '52 藤本 康太 '82 西澤 明訓

やさしさだけじゃ 人は愛せないから
ああ なぐさめてあげられない
期待はずれの 言葉を言う時に
心の中では ガンバレって言っている
聞こえてほしい あなたにも
ガンバレ!

『人にやさしく』/THE BLUE HEARTS
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by wabisabi2004 | 2006-08-31 21:06 | 青赤試合
第20節・清水戦
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FC東京 0-2 清水エスパルス(日本平スタジアム)
'44 チョ ジェジン '77 チョ ジェジン

PKを外したマルキーニョスの足を愛おしいように触るどころか手を合わせて拝む、そんな光景から始まったこの試合。
藤山は相手のボールをカットしてヒールパス、訪れる危機のほとんどは浅利がクリア。1人少ない状況の中、気持ち良くワンタッチで繋がるパスで攻め込む。
この試合に勝つことは“勢い”を本物に出来る格好のチャンスでした。
だから敗戦という結果は受け止めるべきだけど、なんだかんだ言って盛り上がる試合でした。

ここまでの三連戦を通して、采配の良し悪しは結果で語られるものなのかもしれませんが、倉又さんのカードの切り方には勝負に挑む覚悟みたいなものを感じます。
それがチーム全体に乗り移っている…結果を変えるまでの力強さが無い時もあるけれど、このままもっと上を目指していきたいと思わせてくれる。

だから今、次の試合が楽しみです。

★【J1リーグ 第20節】徳永 退場 6年ぶり 3連勝ならず…(トーチュウ)
■あす精密検査

DF茂庭照幸(24)が試合中に左太もも裏を痛め、次節のC大阪戦(30日・国立)の出場が微妙になった。28日に埼玉県内の病院で精密検査を受ける予定。

DF徳永の退場で厳しい状況の中、奮闘していた茂庭が負傷したのは後半36分。突然、左太もも裏に痛みが走り、ピッチに倒れ込んだ。自ら交代を申し出て、そのまま担架で運び出された。

試合後は、途中まで車いすの代わりに台車に乗っていたが、台車ごと転倒して尻もちをつくアクシデントも。「自分でも初めて経験する痛み。どうなるか分からない」と口数は少なかった。
彼の名誉の為に忘れずに言っておかないと…
べ、別にモニはパルちゃんになりたかったわけじゃないんだからねっ!
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by wabisabi2004 | 2006-08-27 13:05 | 青赤試合
第19節・福岡戦
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FC東京 5-1 アビスパ福岡(国立競技場)
'35 藤山 竜仁 '64 赤嶺 真吾 '66 石川 直宏 '76 伊野波 雅彦 '89 阿部 吉朗
'52 Own Goal

青赤のユニフォームは彼の為に特別仕様の七分袖。
力強くはないけれど、一歩一歩を踏みしめて走る子供のようなドリブル。
その後ろ姿を「あの~ちょっと、どこまで行くつもりですか?」と、なぜかこみあげてくる笑いとともに見つめ続けて。
そしてついに彼の足から放たれたシュートが、「いつかは見てみたい」というみんなの願いでゴールになった。

場所を作るのが人なら、彼は私たちにいつでも帰れる場所があるように守り続けてくれていた。
どんな時も投げ出すことなく、黙々と、自分とチームと私たちの為に。
だからこそ欲張りな私たちは、この日同じピッチに立っていた“社員”のゴールも近い将来に見られると信じて疑わなかったりする。

おめでとう、ありがとう、『ミスター東京』。そして、これからもよろしくお願いします。
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by wabisabi2004 | 2006-08-25 20:41 | 青赤試合
第18節・千葉戦
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FC東京 4-3 ジェフユナイテッド千葉(フクダ電子アリーナ)
'16 ルーカス '62 赤嶺 真吾 '75 石川 直宏 '89 阿部 吉朗
'5 阿部 勇樹 '7 坂本 將貴 '84 羽生 直剛

どれくらいの人が見られたでしょうか。試合前に、私たちの前方の上空には虹が架かっていました。
きれいなアーチを描いていたわけではなく、平べったい少しばかりイビツな虹。

その虹を見て思い出しました。
何日か前の小平で、曇り空から漏れる幾筋かの太陽の光を受けて、上空にはたくさんのツバメが舞っていたこと。
交差点で前フィジカルコーチのクリスに偶然にも会い、握手とともに彼が口にした「FC東京、ガンバッテ」の言葉。

こうして文字にしてしまうと全てがベタなおとぎ話のよう。
この日の試合もまるでスポ根ものの漫画のような筋書き。
でもそれが全部現実なんだって言うんだから…

苦しみは皆がその手で受け止め、喜びは皆がその手で掴み取るしかない。
それを教えてくれたのがこの日の東京でした。

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At the end of the storm
嵐の向こうには
There's a golden sky
青空が待っている
And the sweet, silver song of a lark.
雲雀が優しく歌ってる
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by wabisabi2004 | 2006-08-21 20:18 | 青赤試合
第17節・浦和戦
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FC東京 0-4 浦和レッズ(埼玉スタジアム2002)
'5 小野 伸二 '55 三都主 アレサンドロ '71 三都主 アレサンドロ '88 田中 達也

広島戦で本当にひどい試合を見た、と思っていました。そしてこの日はもっとひどい試合でした。
恐ろしいことに下には下があるんですね。それを思い知りました。

選手の誰もが勝手な方向を向いていて、ただ試合が終了するためだけにプレーしているかのような試合でした。ファウルや判定に抗議する姿も、試合に勝ちたい気持ちからくるものなんかではなくて、自分たちのイライラがただ外に出ていただけに見えました。

そういう時には怒りなのか悲しみなのか、それともまた別の感情なのか、それが全部ごちゃまぜになったものなのかは分かりませんが泣きたくなってきます。
でも涙は出て来なかった。目の前の現実を、自分を誤魔化すかのようにヘラヘラと笑ってみせることも出来ませんでした。

監督が悪い、フロントが悪い…こう端的に書いてしまうとものすごく乱暴な言葉だと思います。
上手くいっていないことはもう明らかなわけで、監督が辞めれば済むことなのか、それともそれだけではないのか、全ては決断した後に物事が動いて結果が出なければ判断出来ないことで…でもこの事態を変えるためにクラブは何かしら動かないと行けない。
それが監督を変えてくれ、という意思表示になるのは不健全で後ろ向きな意見でも何でもない。

ただ何を差し置いても、選手には言いたいことがある。
監督を含めクラブが、あなたたちのサッカーをプレーする気持ちみたいなものを削いでいるのかもしれない。試合に出る選手を決めるのは監督で、そこには踏み込めない線引きがあって、結果は出ないけれど試合は続く、その中であなたたちは戦っているのかもしれない。

でもそれは理由にならない。
ただボールを目的も無くパスして繋ぐだけ、そこには何かを起こすために声を出して意思疎通を図るようなことも無ければ、勝つために(点を取るために)走り出すようなことも無いし、キープする選手がいてもフォローする選手はいない、ましてや幾度となく訪れたマイボールのチャンス、そのスローインを誰も取りに行かない。そういう試合になってしまう理由にはならないんだよ。
どれも戦術とかポジションとか、その範疇の話じゃなかった。
みんながそれぞれやらなければならないこと・出来ることを、やってほしかっただけ。

試合後、モニが放心状態で芝生の上に腰を落とし、泣きながらやっとのことで挨拶の輪に加わって顔をユニフォームで覆いながら引き上げていく。それを他の選手やコーチが肩を抱き慰めていた。
今やあなたはこのチームを引っ張っていく存在だ。悔しさを前面に押し出すだけでは昔と少しも変わっちゃいないことになる。感情を乗り越えて、チームの先頭部分に立っていなければならない。
…辛いだろう。でもそれがあなたのやるべきことだと、私は思う。

どうか、ピッチの中でプレーで、私たちに伝えてほしい。
「オレたちはFC東京だ!」と。
誰もが自分のチームは特別だと信じて疑わなくて、でも現実に喜びにありつけるのはほんの一部だけだ。それが分かっていても。
あなたたちが笑顔になれるまで、私は変わらずスタジアムに通い続ける。
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by wabisabi2004 | 2006-08-13 18:23 | 青赤試合
PSM・FCソウル戦
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FC東京 0-3 FCソウル(ソウルワールドカップスタジアム)
'2 ドド '84 ドド '89 ジョン ジョグック

日本から約3時間空を飛び、日本と変わらない重くのしかかってくるような蒸し暑さの中、
遠方“アウェー”の楽しさの限りを尽くすために、食べる・飲む・買う。
スタジアムに着いてみれば、立派過ぎる箱に、この日の為だけに作られた立派な垂れ幕。

それでも中に入れば、挨拶してコンコースで車座になって話しているのはいつもの知った顔ばかり。
…ここってどこの味スタ?
そんなわけでいつものように声を出して歌ってコールして。
プレシーズンマッチの特別感は“キャンプファイヤー”が演出してくれました。

試合後にこちらのゴール裏までやって来たチェ・ヨンスが、私たちからナオを通して伝わった“シャー”を楽しそうにやっている姿を見て。
その笑顔など想像出来なかったのに、彼はあの時の笑顔とともに私の中に残ることになったわけだ。
それはそれで、素敵なことですよね。

母親のようにあれやこれやと世話してくれた飲食店のおばちゃん、こちらの話を全く聞こうともしないタクシーの運転手のおっさんがいると思えば「日本語を勉強しています」と恥ずかしそうに微笑みながら話す若い運転手がいたり。
繁華街には人々が溢れていて、無料試合と言えども6万人が詰め掛けたスタジアム。
そこには他人を拒絶するのではなく、他人を巻き込むような熱気がありました。

その力強さに触れて、「東京もまだまだ死んじゃいない」と思いました。
正確には「死んでたまるか」「死なせてたまるか」って感じですけどね。
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by wabisabi2004 | 2006-08-09 23:56 | 青赤試合
第16節・広島戦
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FC東京 0-2 サンフレッチェ広島(味の素スタジアム)
'20 佐藤 寿人 '48 佐藤 寿人

試合が終わり怒声と罵声が渦巻く中、出場しない選手たちが観戦するガラス張りの部屋を
見上げると、一人ぽつんと残っている人影がありました。

小さい頭に長い手足のジャージ姿。
立ち尽くしたまま、ガラス越しのスタジアムの様子を見つめているようでした。

周りの怒声と罵声が一層大きくなり、挨拶の列がゴール裏まで来ていました。
ガラス張りの部屋のシルエットは相変わらず下を見続けていました。

怒声と罵声は鳴り止まず、いくつもの背中がノロノロとメインスタンドに向けて歩いて行きました。
全てを見届けたルーカスは部屋を出て行きました。

ただただ悲しくて、涙が出てきました。そういう日でした。
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by wabisabi2004 | 2006-07-30 12:20 | 青赤試合
第15節・C大阪戦
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FC東京 5-1 セレッソ大阪(大阪長居スタジアム)
'26 ルーカス '42 梶山 陽平 '53 今野 泰幸 '65 馬場 憂太 '69 石川 直宏 '11 古橋 達弥

「すみません…なんだか風邪っぽくて…ゴホゴホゴホ…はい、 お休みをいただけますか…申し訳ありません…」
というわけでなぜか長居スタジアムにいた私。あらいやだ、おかしいわね。

ルーカスとジャーンによるナオゴールの胴上げ(その輪の周りでバンザイしてるモニ)とか、ナオのシャー(始める前に異常に腕をグルグル回し過ぎ)とか。
「俺がこの試合のヒーローだろ?」とばかりにニコニコ笑顔で両手を降ってる憂太とか…憂太の機嫌が良いならもうそれでおねえさんは満足だよ…
モニの意味無しフェイントに投げキッスとか。

相手とか審判とか、まぁいろいろあったとしても。
5点取った後とは言え、ペナルティエリア内で3人でシュートを打ちまくって点が取れないという東京もそれなりにヤバかったとしても。5点取った後だから腹を抱えて笑ってたけど。
まぁこの試合ばかりはいいじゃないですか。
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by wabisabi2004 | 2006-07-27 23:23 | 青赤試合
第13節・福岡戦と第14節・鹿島戦
リーグ戦が再開したら私にとっても怒涛の過密日程が待っていました。
まず前提として今月は仕事がとーーっても忙しいです。
サッカー観戦で有給取ります♪なんて言える雰囲気ではとてもありません。
それなのに翌日会社に行って自分の机があるのかという恐怖とも戦う決意をしてしまったわけなのです。バカバカ、自分のバカ!
…というわけで福岡戦は知人の法事という突っ込めばいくらでもボロが出るような理由を使わせていただきました。
まぁ普段から仕事に手を抜かない私だから一発OKだったけどな!

そんな福岡戦は屋根付けろの無いアウェーG裏で、若返りを図るべく降り注ぐ豪雨の水分を体に取り込んでる儀式なんだと思い込むようにしていました。
若さって“ピチピチ”イコール水分ってイメージですよね~。
そうでもなきゃ「あんたたち、中断期間一体何してたのよおおお」って試合を見てる自分が不憫に思えてきちゃったからな!
でも結局プールに入った後みたいにふやけてしわしわになった手の指ぐらいしか変化は無かったんだけどな!
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FC東京 0-0 アビスパ福岡(博多の森競技場)  
試合後は温かくて美味しいもつ鍋に慰めてもらいました…

そして別名ホームの洗礼という噂の鹿島戦@松本アルウィン。
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FC東京 2-4 鹿島アントラーズ(松本平広域公園総合球技場)
'33 ルーカス '59 ルーカス '44 小笠原 満男 '47 内田 篤人 '74 大岩 剛 '89 深井 正樹

専用スタジアムに飢えている身としてはこのスタジアムは魅力的すぎる!
ピッチが近い!内田くんカワイイ☆このスタジアム欲しい!ね~パパ買ってぇ!
でもって対峙するはアウェーの鹿島のはずなのにホームの鹿島かと思うぐらいカシマスタジアムにそっくりだった件。

ルーカスの2ゴールは、最近忘れかけていたゴールに喜んで絶叫するという行為を思い出させてくれました。
でも、“福岡戦よりはマシな試合だった”という思いが、余計に何か胸のつかえみたいなものの存在を大きくさせてるような…
こんな写真じゃ私は騙されませんよ!










さぁーて水曜の長居はどんな理由で休もうかなー。
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by wabisabi2004 | 2006-07-23 19:00 | 青赤試合