第17節・浦和戦
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FC東京 0-4 浦和レッズ(埼玉スタジアム2002)
'5 小野 伸二 '55 三都主 アレサンドロ '71 三都主 アレサンドロ '88 田中 達也

広島戦で本当にひどい試合を見た、と思っていました。そしてこの日はもっとひどい試合でした。
恐ろしいことに下には下があるんですね。それを思い知りました。

選手の誰もが勝手な方向を向いていて、ただ試合が終了するためだけにプレーしているかのような試合でした。ファウルや判定に抗議する姿も、試合に勝ちたい気持ちからくるものなんかではなくて、自分たちのイライラがただ外に出ていただけに見えました。

そういう時には怒りなのか悲しみなのか、それともまた別の感情なのか、それが全部ごちゃまぜになったものなのかは分かりませんが泣きたくなってきます。
でも涙は出て来なかった。目の前の現実を、自分を誤魔化すかのようにヘラヘラと笑ってみせることも出来ませんでした。

監督が悪い、フロントが悪い…こう端的に書いてしまうとものすごく乱暴な言葉だと思います。
上手くいっていないことはもう明らかなわけで、監督が辞めれば済むことなのか、それともそれだけではないのか、全ては決断した後に物事が動いて結果が出なければ判断出来ないことで…でもこの事態を変えるためにクラブは何かしら動かないと行けない。
それが監督を変えてくれ、という意思表示になるのは不健全で後ろ向きな意見でも何でもない。

ただ何を差し置いても、選手には言いたいことがある。
監督を含めクラブが、あなたたちのサッカーをプレーする気持ちみたいなものを削いでいるのかもしれない。試合に出る選手を決めるのは監督で、そこには踏み込めない線引きがあって、結果は出ないけれど試合は続く、その中であなたたちは戦っているのかもしれない。

でもそれは理由にならない。
ただボールを目的も無くパスして繋ぐだけ、そこには何かを起こすために声を出して意思疎通を図るようなことも無ければ、勝つために(点を取るために)走り出すようなことも無いし、キープする選手がいてもフォローする選手はいない、ましてや幾度となく訪れたマイボールのチャンス、そのスローインを誰も取りに行かない。そういう試合になってしまう理由にはならないんだよ。
どれも戦術とかポジションとか、その範疇の話じゃなかった。
みんながそれぞれやらなければならないこと・出来ることを、やってほしかっただけ。

試合後、モニが放心状態で芝生の上に腰を落とし、泣きながらやっとのことで挨拶の輪に加わって顔をユニフォームで覆いながら引き上げていく。それを他の選手やコーチが肩を抱き慰めていた。
今やあなたはこのチームを引っ張っていく存在だ。悔しさを前面に押し出すだけでは昔と少しも変わっちゃいないことになる。感情を乗り越えて、チームの先頭部分に立っていなければならない。
…辛いだろう。でもそれがあなたのやるべきことだと、私は思う。

どうか、ピッチの中でプレーで、私たちに伝えてほしい。
「オレたちはFC東京だ!」と。
誰もが自分のチームは特別だと信じて疑わなくて、でも現実に喜びにありつけるのはほんの一部だけだ。それが分かっていても。
あなたたちが笑顔になれるまで、私は変わらずスタジアムに通い続ける。
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by wabisabi2004 | 2006-08-13 18:23 | 青赤試合
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