風ニモ負ケズ雨ニモ負ケズ
wowowで見たベティスvsセビージャ。
ハーフタイムにベティスのサポーター=BETICO(ベティコ)にとってのベティスとは、というようなミニ番組が流れていた。
おじいちゃんが言うには。
14歳の時からSOCIOだから今年で70年。
また違うおじいちゃんが笑いながら言うことには。
自分はベティコなのに父親がセビリスタだからセビージャの試合ばかりに連れて行かれて、嫌で嫌で泣いてばかりだった。

この日行きつけのペーニャで彼らが見た試合はベティスの負け。 残留争いに足を突っ込んでいるらしい。
それはともかく自分たちの合言葉はこれだ、と誇らしげに言うには。
¡ Viva er beti manque pierda !
(万歳 ベティス!たとえ敗れようとも)

聞き慣れないスペイン語の響きに、見たことのあるその言葉。
その心は。チームが2部に落ちようと3部に落ちようとも、自分は変わらず応援し続けるさ。
そうやって皆さん言いますけどね。
どうしてですか?って聞くと当たり前のように「ずっと応援してるから」とか「それはベティスだから」とか答えるんですよね。
そもそも、それって答えになってないと思うわけですよ。

とか独り言でヘリクツ言ってたら後半が始まっていた。
試合は2-1でホーム・ベティスの勝ち。ダービーに勝ったことで優勝したかのような大騒ぎ。
発煙筒の煙にゲーフラにマフラーが揺れるスタジアム。

ホアキンはユニフォームを脱いでそれを布に見立てて闘牛士の仕草。
このチームの象徴のようなそのホアキンもチームを離れる時が近いかもしれない、という実況アナウンサーの声。
場内に流れる勝利の歌を満面の笑みで口ずさむ人々が、その別れの時に「彼のキャリアの為なら…」と思う人や「裏切り者め!」と思う人に分かれるんだろうか。

それぞれの心の中にある、チームを巡るそれぞれの思い。
そしてどれだけ思いを巡らそうと、すぐに次の試合はやって来る。
走り出して立ち止まることなんて出来ないのがシーズンというものならば…どこまでもいっしょに並走していくしかないわけで。

だから、ピッチの中の選手たちに向けてこう歌ってるような気がする。…なんて自分勝手な解釈。

Walk on through the wind
Walk on through the rain
Though your dreams be tossed and blown.

風の中を行こう
雨の中を行こう
たとえ夢破れようとも
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by wabisabi2004 | 2006-04-06 02:06 | football
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