大宮戦
a0025133_14101764.jpg
カテゴリー4の端っこで声を上げる集団の中の、そのまた端っこ。自分の右にあるバック側席との境目の空間のお陰で何とか試合が見える、そんな場所。

戸田の退場は遠くて何が何だか分からず。審判が高く示したレッドカードに少しの中断があったものの、当の本人は何かを決したかのように後ろを振り返らずフィールドを出て行く。
ルーカスが手を叩いて、両手を大きく広げて味方を鼓舞しているのが見える。
長い手足と小さい頭を持つ人懐っこいブラジル人という共通項以外に、どうしてこうも“彼”の姿と重なるものがあるのか、と改めて思う。
そんな光景を見て、誰かや何かを恨むのでは無く、残された時間で少しでも何とかする手助けが出来れば…なんて柄にも無く思ったり。

そして宮沢のゴール。ゴールに入ったかどうかなんてハッキリと確認出来なかったけれど、喜んでいる周りの反応や選手たちが一斉に集まってきて喜んでいる姿を見て、素直に心から「ああ、この試合は勝ちたいなぁ」とだけ思う。
そこからは怖くて今何分かなんて確認したくなくて、提示されたロスタイムなんてとっくのとうに過ぎているはずだし、相手のセットプレーばかり続いていくし。

終了の笛を聞いて、ジャーンが何度も力強くガッツポーズする。そして心優しき兄、といった感じでモニの肩を抱いて喜びを分かち合う。
選手たちがこちらにやって来る。いつからかそうなったか、ヒロミや浜野さん、倉又コーチも少し遅れてやって来る。

選手もプロなら監督・コーチもプロ。特に監督は選手にとって時に残酷な存在にもなり得る。
その監督という存在がここ最近では毎回、選手たちと一緒にこちらに来る。
でも、そういうことを超越してサポーターに顔を見せてくれる監督がいてもいいんじゃない?
いや、それは監督とかいうくくりじゃなくて、あれやこれや難しいことなんて考えたくなくなるヒロミって人なのかなーなんて。
そういう存在の人がいるっていうのも、今の東京なんだと少なくとも私は思う。

嬉しそうな顔、ほっとした顔、エンブレムを叩く仕草や、今日のプレーについてなのか話し込んでいる姿。
たかが一勝って言ってしまえばそうなんだけどさ。まだまだ厳しいなんて分かってはいるけど。
でも試合に勝ってみんなで喜ぶっていう、瞬間的なものでもその時は楽しみたい。
[PR]
by wabisabi2004 | 2005-10-03 18:47 | 青赤試合
<< ミラーボールと音楽に何を想う A代表定着への道 >>